財団について
公益財団法人 西枝財団は設立者 西枝 攻の「京都という地において先人から物的・知的・精神的に受け継いできた豊かなものを次代へ引き継ぐことで次世代の精神的幸福を願い、その一助となるという想い」を実現すべく2011年12月に設立されました。若手創造者を支援することでさらなる知的文化を育成・創造することを目的とし、また東日本大震災以降の混乱した社会にありながら未来へと引き継ぐ文化を尊重し、我々が育む創造文化活動を支援し、社会へ発信することを当財団の使命と考えております。次代を担う創造者への支援・芸術文化活動に関する普及活動や伝統文化を踏まえた国際交流などの事業を通じてより良い未来の創造を目指しています。
設立趣意
2011年は3.11 東日本大震災、それに伴う福島原子力発電所の崩壊、また年末の円高による経済不振、さらには世界的政治混乱の中にある。この難局の中、政治ではポピュリズムが横行し、今、人は生きる指針そのものを失いつつある。しかし、我々は先人から物的・知的・精神的に多大に豊かなものを受け継いでいる。私は先人から受け継いだものを未来に引き継ぐと同時に、我々がさらに新たな知的文化を創造し、次代に引き継ぎ、我々の精神的幸福を願い、その一助となるために財団を設立した。本財団の使命は、この混乱した社会にありながら、未来へ継ぐべき文化を尊重し、我々が育む創造文化活動を支援し、社会へ発信することにある。
2011年12月公益財団法人
西枝財団設立人 西枝攻
理事・評議員
代表理事
西枝 攻
理事
田畑 佑晃
理事
阿部 年雄
監事
田村 繁和
評議員
吉田 昌功
事務局長
西枝 康一
評議員
政道 徳門
評議員
藤原 康典
評議員
雑賀 賢
評議員
西枝芙佐子
評議員
打田 寿子
事業内容について
・次世代を担う創造者への支援活動
・若手作家に対する発表の場の提供
・芸術・文化に関する普及振興事業
・文化の向上に関する講座・講演会の実施
・伝統文化を踏まえた国際交流事業
・その他 目的を達成するために必要な事業
現在の活動について
現代美術・デザインを広く一般に認知・周知する役割を担う創造者を育成・支援・助成する事業を行う。
1. 次代を担う創造者の支援・助成事業
キュレーター支援事業として、公募によって選ばれた展覧会を助成‧支援する。企画者には展覧会会場として瑞雲庵を提供し、一般に向けて公開する。展覧会の図録制作及び360°映像アーカイブなど、会期終了後も記録を振り返ることができる。
もっと見る2. 文化に関する普及啓発事業(ART 360°)
現代アートの展覧会を360°映像技術で記録し、多言語で配信するアーカイブプロジェクト。展覧会体験を保存し、再生できる環境をつくることで、誰もが時間や距離を超えて、アートの足跡を体験できる。
もっと見る3. 次代を担う創造者の育成・支援事業(+5)
アートと社会を繋ぐ人々、「アートネイバー」の支援‧育成を目的とするメディア。アートネイバーの活動を研究する記事プログラム、アートネイバーを育成するART IN TURN、アーカイブとの対話を目的とする鑑賞教育プログラム「展覧観測」の3つからなる。
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定款