これまで長い歴史の中で形成されてきた美しい空間の瑞雲庵において人の手や自然物の特性を生かした作品を中心とした展覧会“生き続けるもの”を開催いたします。瑞雲庵は、過去~現在~未来まで、人の営みを繰り返しながら空間が生き続け、常に変容することによって、その美しさを生み出してきた。その様子は、人や自然が作り出した作品のようにも思える。今もなお、美しく生き続ける瑞雲庵にて開催する今回の展覧会では、素材と人の手を経由することに意味があり、それでいて面白い。そんな作品を作るアーティスト達を紹介したいと思う。
主催:磨田花朗
助成:公益財団法人 西枝財団「瑞雲庵における若手創造者支援事業」
2001年大阪府生まれ。大阪・心斎橋Marco Gallery にて2022年から勤務。
大学では彫刻を学びながらも、より広い空間で表現活動がしたいとキュレーションを開始。Marco Galleryではアシスタントとして勤務するほか、個人では計10回の展覧会開催を前提としたプロジェクト”SHINSHOK”を関西の若手作家と共に立ち上げるなど精力的に活動している。
主なキュレーション歴に、
2024年「2 word 2025」Marco Gallery 大阪
2023年「侵色 vol.2」art spot Korin 京都
2023年「侵色:開始」京都精華大学ギャラリーTerra-S 京都
2023年「兆し」京都精華大学ギャラリーTerra-S 京都
2022年「既知との遭遇 北浦和也×やんツー」京都精華大学サテライトスペースDemachi 京都
がある。
1976年、神戸市生まれ。2000 年に京都造形芸術大学芸術学部美術科彫刻コース卒業。2023年よりC.A.P.(芸術と計画会議)代表を務める。
よく「作品のアイデアはどこからくるのか?」と聞かれるのですが、それは雷が落ちるように突然やってきます。私の場合、何か他のことに意識がいっている時が多いようです。車を運転している時やテレビでサッカーを見ている時などです。なぜそうなのか私には分かりませんが、もともと文章から生まれた作品ではないものですから、それを文章化するのが毎回すごく大変です。とはいえ、期日はやってきます。明るく楽しくつくってみせるのが私の仕事です。
近年の主な展示に、
2024年 「Exhibition 2024」 TEZUKAYAMA GALLERY(2016年より毎年個展開催)大阪
2024年 ワークショップ「降ろして運んで切って磨いて彫刻家がやって来る」 兵庫県立美術館 神戸
2023年 group show「30-40」*企画と出品 KOBE STUDIO Y3 神戸
2022年 「放り投げて、決める」 甲南大学内 ギャルリーパンセ 神戸
2022年 奈良・町家の芸術祭はならぁと2021 旧いわい洋品店 奈良
がある。
主に木を用い、木の彫跡の無骨さと共存するポップな色彩、ファンシーでポップでシュールなモチーフで見る人を思わず微笑まずにはいられない作品を制作しています。
近年の主な展示に、
2024年 個展「RE:COLLECTION」NEW PURE + 大阪
2024年 シダレミュージアム「パワーワード展」 六甲枝垂れ 神戸
2024年 Marco gallery 企画「Saturday Night Once More」 WALL_alternative 東京
2023年 六甲ミーツアート「beyond」 六甲高山植物園 神戸
2023年 個展「TOY!」 skiima gallery 大阪
がある。
作するなかで世界には莫大な文様で溢れていることに気づいた。国や時代を渡り歴史の中で色彩やデザインが少しづつ変化してきた文様の一部に着目し、自分がイメージする色彩と線を拾い上げ再び織ることで新たな可能性を探る。
近年の主な展示に、
2022年 個展「Session with Buddha」本昌寺 京都
2021年 個展「飛び出す!タペストリーの世界」Hotel Ethnography 京都
2021年 個展「Heavenly Arms」Media Shop 京都
がある。
私の動物表現は、陶芸というシステムで初めて成功となる。陶芸とは、キンルワーク(窯を用いた制作)とクレイワーク(土を用い た制作)からなる。1つ1つにフォーカスする事が多いが、二つを組み合わせる事に意味がある。他の素材と比べ自身の手から離れ る時間がとても長い。乾燥段階だったり、最終的には窯に入れる。窯の内部でなにが起こっていることは、想像するしかない。釉薬 はどう溶けているか、形はどう変化しているのか。それを考えるのがとても楽しい。
近年の主な展示に、
2024年 「2 words 2025」 Marco Gallery Shop 大阪
2023年 「侵色:開始」京都精華大学ギャラリーTerra-S 京都
2023年 進級制作展 「共鳴」 ギャラリーマロニエ 京都
2022年 ART FAIR ASIA FUKUOKA 2022 福岡
2022年 2人展 「不自由ない不自由」 Kara-S 京都
2022年 「今こそ、、ネジャ派in 兵庫県立美術館」 兵庫
2021年 個展「OH!? 尻〜zoo」ドラフトギャラリー 京都
がある。
【受賞】
2023年 神奈川県美術展 入賞
2024年 京都花鳥館 入賞
2001年4月滋賀県生まれ。京都市在住。2024年3月 京都精華大学 芸術学部 映像専攻卒業。京都精華大学 大学院 芸術研究科 映像領域在籍中。
最近のデジタル技術を利用した映像表現は、結果主義の権化であると考え、可能な限りパソコンに組み込まれたソフトウェアを用いての映像表現を避け、物質的に扱う。そうすることで絶対的な結果ではなく、いくつも存在し、流動的に発生し続ける過程を称えることをテーマとし、映像を用いたインスタレーション作品を制作する。
近年の主な展示に、
2024年 「Open The KAN」京都精華大学ギャラリーTerra-S 京都
2023年 「侵色Vol.2」Art Spot Korin 京都
2023年 「侵色:開始」京都精華大学ギャラリーTerra-S 京都
がある。